製本定仕様

針金トジなし製本(基本仕様)

伝票に切取りミシンは入れますが、針金トジはしない製本方法です。1枚目を伝票につけたまま保存しない方、そして伝票は安い方がいいとお考えの方にお勧めです。使用中にのり付け部分から剥がれる可能性があることが難点です。そこでジムデンでは専用下敷ファイル「ピタジキ」を開発いたしました。伝票にセットしてご使用いただけば、伝票をがっちりとガードし剥がれの心配はありません。仕上げはカラーテープで背巻します。

(左)背巻方式 (右)背固め方式

天糊製本

切取りミシンのない製本方法です。伝票を1冊ずつ使用し、1セットごとに糊付け部分から剥がしてご使用になる方にお勧めです。手書き・プリンターどちらでもご使用いただけ、仕上げはカラーテープで背巻します。
のり付けは、剥がした時にバラバラにならないように工夫していますが、完全ではないので注意が必要です。

セパレート製本

複写枚数ごとに1セットになっている製本方法です。プリンター使用の方に最適です。もちろん手書きもOKです。セパレート糊の特性上、のりが紙の中へ浸透するので、剥がした時その部分がカールや波打ったりするので、少し揃えにくいかもしれません。

ミシン入りセパレート製本

複写枚数ごとに1セットになっていて、冊物のように切取りミシンが入っている製本方法です。プリンター使用で、手書き伝票から切り替えた時、ソフトをミシン入りで設定した方はこの製本です。又、のりが切り取りミシン側に付いているので、剥がした時のようなカールや波打ちもなく、セパレート製本で揃えにくいと感じている方にお勧めです。

(右)photoは、ミシン目なしの天糊セパレート糊です。

ノーカーボン紙

ノーカーボン紙

カーボン紙を挟まずに複写できる紙で「上用紙(A紙)」「中用紙(B紙)」「下用紙(C紙)」があります。筆圧を加えるとそれぞれの紙に塗布してある微粒のカプセルが破れ、流出した発色剤が化学変化を起こすことで発色します。4枚複写なら上・中・中・下の順番で使います。
ノーカーボン紙は製紙メーカー5社で製品化され、現在では品質上ほとんど違いはありません。紙は白紙と色紙(青・黄・ピンク)があり、発色にはブルー発色とブラック発色がありますが、通常はブルー発色を使用します。

メーカー品目
富士フイルム感圧紙
日本製紙CCP
王子製紙KSコピー
三菱製紙NCR
大王製紙ニューマイクロペーパー

オプション

減感(ゲンカン)印刷

伝票発行上で複写したくない部分に減感印刷を行います。特殊な薬品を印刷することで写らなくする印刷方法です。量が少ないと写ってしまい、多過ぎると他に影響を及ぼすという、かなり高度な技術が必要な印刷法です。

印鑑印刷

お客様が請求書や領収証に押している印鑑を印刷することです。印鑑を押す煩わしさがなく、手が汚れる心配もありません。
※フルオーダー仕様伝票でのみお受けしております。

裏面印刷

伝票裏面への印刷です。普通の紙厚(#40)ですと、かなり薄く印刷しないと表に透けてくるので、少し厚手の紙(#60以上)での印刷をお勧めします。
※フルオーダー仕様伝票でのみお受けしております。

連続No.印刷

最近のNo.印刷も多様化が進み「印刷機で入れる」「周辺機器(バースター、コレーター)で入れる」「データ印刷で入れる」と、方法は様々です。弊社においても生産ラインとの組み合わせにより、色々な入れ方が可能です。バースターやコレーターで入れるNo.の事をクラッシュNo.(圧力複写)といい、1枚目は印刷しますが、2枚目以降は複写(発色)となります。
5桁00001と6桁000001が選択できます。また、始まりは下2ケタが“01”か“51”でお願いします。
※No.の印刷方式の選択はできません。

針金トジ製本

伝票に切取りミシンを入れて針金で綴じる製本方法です。1枚目を伝票につけたまま保存したい方にお勧めです。以前は1枚目にはミシンを入れない方が多数でしたが、お客様の使用・保存方法も多岐にわたり、入れる方が多くなってきました。仕上げはクロスで背巻します。
ジムデンのシステム伝票ではオプション設定です。1枚目から全てにミシンが入ります。1枚目にミシンを入れない場合は、フルオーダー仕様伝票でのご注文になります。

(左)針金トジした状態。その後、クロス巻きします。

(左)クロス巻き (右)クロス巻きと背巻き(針金トジなし)の色違い


2穴パンチ

パンチ穴

伝票の左や天にあいている2穴のことで、間隔は80mmが一般的です。ジムデンでは以下の通りとなっています。

伝票サイズ間隔
B6・B5・A6・A55mm80mm
B7・小切手5mm70mm以下

径は他に4mmと6mmがありますが、いずれもフルオーダー仕様伝票でのみお受けしております。

製本に関して

手書き伝票の製本

手書伝票の製本方法には、糊だけで製本する「糊製本」と、ホチキスで2点留めする「綴じ製本」があります。
糊製本は、控えをファイルに綴じて保管するため、一般的にファイリング用の穴を開けます。
一方綴じ製本は、会社控えを冊子の状態で保存するときに選ばれます。この場合は糊製本とは違い、会社控えとなる1枚目を除き2枚目以降にミシン目を入れることで切り取れるようになっています。下敷きを付けたいときは、主にこの綴じ製本が用いられます。ジムデンの伝票は両方式の使用方法にて対応しています。

丁合

印刷した紙を複写の順番に並べ組み合わせることです。まれに手で取ることもありますが、通常は丁合機やバースター、コレーターで行ないます。

丁合機

丁合機

シートで印刷された物を機械上に並べ組み合わせます。設定した組数で表・裏表紙が自動で入ります。それ以上の仕事はできません。

バースター

バースター

ロール紙で印刷し、1シートごとにミシン加工した物を複写の順番に機械上に並べ、組み合わせながらミシン目で切っていきます。弊社ではこの機械を加工し、連続No.やパンチ穴、設定した組数で表・裏表紙が自動で入るようにしました。

コレーター

ロール紙で機械上に並べるまではバースターと同じですが、コレーターは更に多才です。点糊・線糊や紙ホッチキス、連続No.、2穴パンチまで入れることが可能です。主に連続伝票に使用します。

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